不妊ドックの結果、どこも悪いところありませんでした。
43歳になり、年齢的に助成金をいただけないので、夫とも相談して、せっかくなので、タイミング法から順に治療をすることにしました。
自然に妊娠したいって気持ちが強かったの。
ひとりひとり、それぞれに合った治療方法があります。
この記事は、検査結果をみて、夫婦の考えをふまえながら、担当医師と話し合って決めた、「たまりの治療計画」です。
たくさんある治療方法のひとつとして、
「こんな治療をしたんだー」
ぐらいゆる~い感じで読んでいただけるとうれしいです。
※診療にかかった費用についても、治療方法やクリニックによって金額が異なります。
タイミング法
43歳という年齢でのタイミング法、必要かどうか問われると・・・
結果論で、妊娠に至らなかったので、時間の無駄だったのかもしれませんが、
経験できたので良しとしています。
タイミング法-治療内容
- 排卵までの超音波卵胞チェック:5回
(3回目まで保険診療、4,5回目自費診療) - 排卵確認の超音波卵胞チェック:1回(自費診療)
- LH(黄体化ホルモン)検査(尿検査):2回(保険診療)
- E2(エストラジオール)、P4(プロゲステロン)検査:保険診療
- 卵管通水検査:自費診療
- ヒューナーテスト:保険診療
※2021年5月診療
タイミング法の場合、卵胞の大きさをみる超音波検査は、3回まで保険診療なのですが、
卵胞の育ちが悪い私は、自費診療との混合になってしまいました。
排卵スィッチが入っているかどうかを調べるLH検査は、尿検査で調べました。
クリニックの卵胞チェックとは別に、薬剤師常駐のドラッグストアや調剤薬局で売っている「排卵検査薬」で、
排卵の取りこぼしがないようにチェックすることをすすめられました。
タイミング法1回目だったので、特に排卵誘発剤を使用せず、
卵の生命力を信じて治療を行いました。
D21 or D22・・・前回の生理から21~22日目にやっと排卵しました。
排卵後に下記血液検査をして、数値を調べました。
- E2(エストラジオール)検査:卵巣から分泌されるホルモンで、卵巣機能の状態を調べる検査
- P4(プロゲステロン)検査:排卵後の黄体期に分泌されるホルモンで、子宮内膜の状態を調べる検査
どちらの血液検査も良好で、特に不妊につながるようなものは見つかりませんでした。
結果は・・・陰性でした。
卵管通水検査について
まず、カテーテルを入れてバルーンを膨らませてから、生理食塩水を流し込みます。
生理食塩水を勢いよく注入して、卵管の詰まりを取り除く検査です。
「卵管造影検査」を実施しているクリニックがありますが、
私の通っているクリニックでは、通水検査しかやっていませんでした。
卵管が詰まっていると卵子が通れません。
受精を促すために、卵管の詰まりを取り除く必要があるのです。
先生からも聞いていた通り、生理痛に似た、”ズン”とした重い痛みでした。
卵管が詰まっていたので、我慢して水圧で押しのけてもらいました。
時間は1分程度ですが、苦しく、とにかく早くーって感じでした。
子宮に器具を挿入したので、3日分の抗生剤が処方されました。
ヒューナーテストについて
排卵日の頃にタイミングをとり、経管粘液中の精子の数を調べる検査です。
この検査で精子がちゃんと子宮に入っていけるかどうかがわかるようです。
テストの結果、問題ありませんでした。
人工授精(AIH)
人工授精は、簡単に言うと、人工授精当日に採精した精子を洗浄濃縮して、カテーテルを通して、直接子宮へ届けます。
困難な道のりをショートカットして卵子を待ち伏せできるって、正直なところ、至れり尽くせりだからと、かなり期待していましたが・・・。
結果は、陰性でした。
人工授精-治療内容
- 排卵までの超音波卵胞チェック:3回
(1回目:タイミング法の予定だったため保険診療)
(2,3回目:人工授精すると決めたので自費診療) - 排卵確認の超音波卵胞チェック:1回(自費診療)
- hCG注射:1本(自費診療)
- プロゲステロン補充:10日間分処方(自費診療)
- 人工授精手技料(自費診療)
※2021年7月診療
タイミング法で陰性となり、月経開始から9日後(D9)に受診。
この日、先生と話し合い、体外受精を視野に入れているなら、年齢的にも早い方がいいと。
先に凍結卵を作ってから、タイミングや人工授精する人もいるらしいと聞いて、今後の治療方針をどうするかという宿題を持ち帰り、夫と話し合いました。
4日後(D13)の診察で、人工授精を1回試してから体外受精にすることにしたと伝え、人工授精にむけた治療へと切り替わりました。
自費診療の始まりです。日本の国民皆保険制度のありがたさを感じる瞬間でした。
今回は左の卵胞がすくすくと育ち、14㎜になっていました。
次の診察が人工授精予定日。
採精カップ持ち帰り、人工授精当日に持ち込みします。
更に2日後(D15)、卵胞は22㎜に成長していたので、人工授精をすることになりました。
持ち込んだ精子を洗浄濃縮して、生き残った精子を使用。
カテーテル入れるために器具挿入したりで、卵管通水検査の時と同じくらいの痛みでした。
結構痛かったー(´;ω;`)
子宮に器具を挿入したので、3日分の抗生剤が処方されました。
更に5日後(D20)、超音波検査で排卵チェック。
ちゃんと排卵していました。
あとは、受精して、着床してくれることを願うばかりでした。
hCG注射について
hCG注射・・・ヒト絨毛性ゴナドトロピンの注射薬
卵子の最終成熟を促し、排卵を促進する効果があるそうです。
接種後、約40時間で排卵するそうです。
ちゃんと排卵させるための処置でした。
腕に筋肉注射。痛かったー( ノД`)シクシク…
黄体ホルモン補充について
黄体ホルモン(プロゲステロン)を補充するお薬が処方されました。
補充することにより、子宮内膜を厚く保って妊娠維持しやすくするそうです。
10日間分処方されました。
薬は苦手だけど、黄体ホルモンが不足しないために必要なお薬です。
まとめ
タイミング法にしても、人工授精にしても、超音波検査を通じて卵子の成長過程を監視して、絶妙なタイミングで行い、しかも注射や薬の力が加わるんです。
普通に考えて、妊娠する確率高いと思っていました。
考えが甘かったですね。
妊活に無知だった私は、この頃から、
「卵子の質」
が、受精率、着床率に大きく関わることを見聞きするようになりました。
そして、妊活に関する本を手あたり次第読み、妊活に必要な知識を補うことにしました。
読んで参考になった本は、別の記事で紹介したいと思います。


